ポカ三昧
おはよう、通り越して、こんにちは!12月ハリキリ中の原くんです。
昨日は久々びじょどーの撮影で観劇三昧さんに行ったり(二度目)、演劇部。コングラッチェ!!「USEDメモリ」再演観劇など、色々書くような事がありました。が、朝方まで帰宅を許されず、流石に睡魔に負けこんな時間のブログ更新となってしまいました。12月ハリキリ中の僕からしたらあるまじき事です。それもこれも、全てこの男のせいです。
チング・ポカ。
自由空間ホボホボのオーナーにして、素敵な俳優でもあるこの男。
先日のブルームーン・クリスマスでも共演しまして、好演するポカさんを稽古中に見るのは楽しい時間でした。
しかし、この男は、とにかく〝めんどくさい〟のです。
何がそんな〝めんどくさい〟かというと、その〝熱さ〟です。
簡単に表現すれば、昭和にいそうな近所の名物おじさんです。
いつもは温厚なこの男(お兄さん)は、ふとこちらが油断すると(特にお酒が入ると)仏の顔が一変、般若面で怒りだします。口を開けば一言目には「アカン!ホンマアカン!」です。
また、その一言一言が共感する事ばかりなので、「そうですよね〜」なんて安易に合わすと「わかっとるやないか!!」とガガッと力強く肩を掴まれます(めっちゃ痛い)。
そんな男(めんどくさおじさん)に捕まり、朝方までアレやコレやと話しに話しました。
どうやら、ここ一、二年ポカさんとは中々の付き合いがあったようで、話のネタは尽きようが無い。作品から友人、そしてホボホボという場所の話までとにかく話し倒す夜でした。
そもそもホボホボができて二年。その一番最初(まだ瓦礫に埋もれていた頃)を共にさせて貰えた事が今思うととても大きくて、ポカさんが二年間守ってきたホボホボを時に間近で、時に少し遠目から僕もずっと見守ってきていたようです。
ホボホボという場所ができて、僕の人生は少なからず変わりました。そして、そんな奴が僕以外にも沢山います。
そんなホボホボの一番の魅力は、このポカさんの〝めんどくさいほどの愛〟だと思います。
普通の小屋主さんなら必要無いほど首を突っ込んでくる。お互いの立場なんて関係無く「アカン!」と怒り、「なんでやねん」と悲しみ、「お前好きやで!」と抱きしめ、「本当最高や!」と喜ぶ。
今時そうそう出会えない、昭和のおじさんっぷりです。
ホボホボには、そんなポカさんがあってこその魅力があり、だからこそ今では会場予約を取り合うほど人が集まる場所になったんだと思います。
朝劇をやっていても思う事ですが、これからのエンタメに必要なのはそんな体温で、結局行き着くところは〝人と人〟なんだと思います。
〝めんどくさいほどの愛〟で〝暑苦しいほどの体温〟を届けてくるポカさんとの長い夜は、随分と楽しい時間でした。
とはいえ、次「ちょっと行くか?」と言われたら「やめときます」と答える予定です。(あの「ちょっと」にはもう騙されない)
ポカ三昧は、半年に一回で十分です。