吐き出す

さてさてこやまっぷの顔合わせわず。

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初共演、鈴木コウタさんは、どんだけ喋るんだというくらい愉快な方でした。楽しみ楽しみ。

ここから先はこやまっぷと朝偉ぶってる二人の台詞入れの戦い。そんなにすぐ入るタイプじゃないので、余裕あるうちに早めにやり始めるのが吉なタイプ。日々の隙間を見つけて刷り込んでいく。いつもだったら、少し気が重くなるようなその作業も、今は「やったるわい!」と少し前のめり。しばらくお休みするので、演劇ができるのも残り4回。思い残す事無くぶつかりたいのですね。

 

さてこやまっぷ。偶然エゴサーチしてたら二年前。初めてこやまっぷに出演した時のブログが出てきた。

 http://blog.livedoor.jp/haramasa1028/archives/5154635.html

読んでいて、自分の事はもちろん、その時の小山さんの事を思い出す。

人の事を言えないと思うが、その時の小山さんは、ホントに子供のように無邪気に、目を爛々と輝かせ「こんなお話を考えていて。あ、でもこんなアイデアもあって💡」と初めて臨む脚本に向けて何度も楽しそうに話していた。

きっと小山さんと長い付き合いになってるのは、ちゃんと理由があって、彼女の繊細さも不器用さも強がりも不安も、まるで鏡のように似ていると感じる時がある。多分彼女も僕に同じような事を感じているから、なんだかんだお互い、折に触れてつるんでいるんでしょう。

 

そんな小山さんは、絶賛お悩み中。脚本との苦闘の日々のようです。「吐きそう」と言って、もう吐いてるスタンプを送ってきたあたり、中々良い追い込まれっぷりです。

僕もそうだけど、何故そんな苦しいのに、毎回脚本を書きたくなるのだろう。そんな挑戦をしなければ、ゆっくり友達とお茶もできたし、映画だって何本も観れた。色んな機会を犠牲にして、脚本を書く事を選ぶ。

それはきっと、「訴えたい事がある」なんて立派なものじゃなくて、とにかく体の中にある何かを「吐き出したい」衝動。

その正体さえわからぬうちに〝吐き出す〟事を決め、悩んでる間はその正体探し。

「私は(俺は)何を吐き出したかったんだ?」

丁度こやまっぷのお芝居の舞台は探し物屋。店主椿さんが営む、ちょっと不思議な探し物屋。そこで働く悩める青年、時次郎くんが僕の相棒(役)。

今年はそこに、愉快な兄さん、鈴木コウタさんが加わり、新たな探し物が始まります。

 

悩める小山まりあ、今はきっと吐き出したいもの探し中。

良いじゃないか、存分に悩んで探して欲しい。そして奥の方にあった、一番吐き出したいものを今年も存分に吐き出してくれ。

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こやまっぷは鬼現場ですが、一人の女の子が毎年吐きそうになりながら真摯に取り組む、良い現場です。

もしご予定空いてましたら、是非遊びに来てください!

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ご予約はこちら→ https://www.quartet-online.net/ticket/koyama2017?m=0hajage