コングラッチェな夜

このところ勢いよく再出発した疲れでも溜まってたのか、急に体調を崩した昨日の晩。こればっかりは自分で完全にはコントロールできないけれど、そんな時の対処法も少しずつ心得てきて、どうにか回復してきた今日はこれを楽しみにしていた。

f:id:Haramasa:20171114225935j:image

演劇部。コングラッチェ‼︎「Playing Family」

初演に出ていた山岡竜弘の演出による再演だ。

2年以上前に、僕が書かせてもらった、コングラッチェの旗揚げ公演作。

今思えば、当時からなかなか無理して走っていた僕は、初日一週間前くらいまで全く書けておらず、確か脚本が完成したのは本番三日前とか(笑)

そんなドタバタの中始まったコングラッチェだった。

そんなコングラッチェがまもなく100回だそうで、今日は99公演目。

二年間、ほとんど休む事なくみんなで変わりがわり支え続け、公演を重ねて辿り着こうとしている100回。これは本当に凄い事だと思う。

途中から、そこまでしっかり関われなくなった僕からしたら、続けてきた彼ら彼女らには頭が上がらないし、そんな彼ら彼女らを心から誇りに思う。本当に凄いよ。(もちろんホボホボを守り続けてくれてるポカさんも)

そんなコングラッチェが、今でも行けば「原さん原さん」と声をかけてくれるのは、なんだか申し訳ないような、でもやっぱり嬉しかったり、誰かが「ホームは何個あっても良い」と言っていたのだけど、僕にとってコングラッチェは、朝劇とはまた違う、大切なホームになりつつある。

そして、そんな中観させてもらった今日の公演。僕は2、3度号泣した。

いやぁ〜良い話しだ。良い〜〜〜脚本だ。( ´Д`)y━・~~

なんて冗談はさておき、本当に感動させてもらった。みんなの成長と頑張りに。山岡さんの演出に。

何より、始めた頃、本当に舞台上にいるのがやっとで、間違えずセリフを言う事で精一杯だった彼ら彼女らが、いっちょ前に役者になっていたのが心から嬉しかったし、感動した。なんなら「負けてられん」とさえ思った。

コングラッチェのみんなは、基本みんな声優の卵で、みんながみんな舞台のお芝居をやりたい訳じゃない。でも、それでも今目の前にあるものに全力で想いを込めて臨む事が、決して裏切らない自分の中で身になるという事を見せてくれた。まだまだ色々足りない事や、変えなきゃいけない意識もあると思うけど、一番大切な「信用できる奴ら」である彼ら彼女らと、出会えて本当に良かった。

 

そして最後に、そんな信用できる奴らは、それを信用してくれるお客さんがあって、やっと存在出来てます。コングラッチェを観に来てくれ、支えてくれている皆さん。本当に、本当にありがとうございます。お陰で、みんなの大切な場所になっています。

皆さんが作ってくれている場所・空気は、何にも変えがたいです。

舞台上は孤独で、不安で、失敗を恐れてしまうのだけど、失敗なんか気にせず、目の前のゴール目指して思い切ってドリブルができるこんな場所は奇跡だと、そんな事を思った夜でした。

 

ちなみに今の僕には、お兄ちゃんへお姉ちゃんからの言葉が胸に刺さりに刺さりました(笑)どんな言葉か気になる方は、ぜひ観に行ってみてください。

いやぁ〜〜、良い脚本だ( ´Д`)y━・~~